Column | 東京40代女性のフォトウェディング vol.2 2020年05月16日
40代女性ウェディングカメラマン(私)が考える、同世代女性、大人の「フォトウェディング」についてのコラムです。
第2回目は、「衣装(ドレスor和装)について」。
「さて、何着るか…ドレス?…うーーーん 、和装かな?」
■お衣装選びについて
これは 好み と言ってしまうと簡単で、色々語ろうとすると長くなってしまう。
撮影者の立場で ズバリ独断ですと
ドレスと和装どちらも
がおすすめです。本当です。
かつて、「ドレスも和装も」を叶えるのは、
お衣装屋さんベースの撮影スタジオ(古め)
くらいしか選択肢がなかった頃もあるのですが、今は違いますよね。
お打合せする40代近辺の花嫁さまは、一部 超人的にスタイルを保っている方以外は「和装にしておこうかな…」と、ほんの少しドレスへの後ろ髪をひかれながら
和装のみを選ばれる方が少なからずいらっしゃいます。
和装は そりゃぁ・・・体型への包容力が高くて 安心ではあります。
あと、実はかなりどんなかたにも似合うなと思います。
ちなみにドレスと和装だと、和装の方がメイクが少し濃く仕上がりますので
その補正も、目に優しいです。
「写るのは首から上」という、お手入れの集中しやすさ!この範囲ならなんとかやりぬけるかも!
そうですよね。
でも、!です。
ドレスと和装どちらも をおすすめします。
モデルさんみたいでなくて いいんです。
自分比で少し頑張ってみて、もし楽しくなったら もう少しだけ。
ドレスが出るところ多いっていっても、上半身です。
あくまでも辛くない範囲で
野菜中心にして、時たまはご褒美に好きなものを。
少し食事と運動を頑張ったら、睡眠もしっかり。
お顔がすっきりしてきて成果を感じるのが楽しくなったら、〈あと少し続ける〉くらいで十分でしょう!
さらに、近年のドレスはトップス(上半身)のデザインにもたくさんのバリエーションが!
オフショルダーや長袖ドレスで二の腕をカバーする
ハイネックやVネックで首の気になるところを隠しつつ 美しく見せる
など豊富な補整効果がありますから、拒絶せずにトライしてみてください。
また、「ドレスと和装どちらも」といっても
どっちもfullversion じゃなくてもいいと思います!
どちらかを本命にして、他方はスタジオ1カットのみ でも
両方軽めに少しだけ でも!
そういえば、10歳下スタッフの書いた「花嫁セルフケア」のコラムがこちらです。
ふむふむ。
「愛すべき『今』を残す」
やはり写真って 先の時間まで残すためのもの なんだなぁと思います。
おじいちゃんおばあちゃんになったとき、その写真が
写真をご覧になった方(ご自分たちでも)を喜ばせ、微笑ませ、その時とそこからの時間に心を馳せる…。
なので、本当は全然ノンダイエットでもいいんですけれど。
和装の、白や赤を凛と着こなす、ジャパンメイドな婚礼衣装も
ウェディングドレスの、ナチュラル?姫風?映画のような?やっぱり正統派?
お好みにアレンジしたお姿も、
両方あとで見たいから
ちょっとだけ奮起していただいて
未来に残したらいいな と思う次第です!
女性も40数年やっておりますと、何を大切に思うか?どの程度周囲の期待にこたえるか?
価値観も本当に様々になってきますよね。
何かと忙しいし、
億劫にもなりますしね… でも、そんななか
ご結婚の同年代女性、こころからおめでとうございます!
結婚記念の写真を残したい と思われたその気持ち、とても嬉しくて
全力で応援したいです。
ネガティブにも控えめにもならず、
そのままの貴方で、幸せな今を撮影してください。
大人のフォトウェディング 、もっと考えて発信していきたいと思いますので、
第3回目でもお読みいただけたら嬉しいです。
See you next time.