前田侯爵邸は「和」と「洋」が入り混じった独特の雰囲気がある明治から昭和初期に建てられた洋館で、内装に大理石や西洋模様の壁紙などを使いつつも、寄せ木張りの床や漆喰の壁など日本のものもうまく取り入れています。和と洋を絶妙なバランスで調和させたこの洋館は和装にもよく合い、日本庭園にはない独特の魅力があります。
気兼ねなくリラックスした雰囲気で撮影が進められるのは、すべて貸し切れるおかげ。広い洋館内には一日では回りきれないほどの撮影スポットが多数あり、貴婦人が降りてきそうな赤い絨毯が敷かれた階段や差し込む陽光が美しい窓やステンドグラスなど、どれを撮ろうか迷うほどです。さらに、広い前田侯爵邸ではメイクルームを設けて白打掛から色打掛に衣装チェンジする掛け替えも可能。2着着たい方には嬉しい情報です。
建築当時「東洋一の邸宅」と評されたこの洋館の内装は、手摺の装飾やステンドグラスなど細部に渡るまで贅が尽くされているにもかかわらず落ち着いた色合いで統一されています。窓から差し込む光が暗めの室内をドラマチックに照らし出し、鮮やかな色打掛や清楚な白無垢どちらも引き立てるロケーションです。